手術までの流れ

鼻づまりの日帰り手術を例に、手術の流れを解説します。

※病状・手術の内容等により一部異なります。

  1. 診察

    鼻づまりといっても原因はいろいろです。内服薬や点鼻薬では症状が改善しない、あるいは、改善したとしても、すっきりしない、繰り返してしまうなど、内服・点鼻薬だけでは限界があると診断した場合には、治療方法の選択肢の一つとして手術をご提案しております。

    CT検査、内視鏡検査の結果などをご覧いただきながら、手術の目的、方法、合併症などについて詳しくご説明いたします。内容についてご理解いただいた後、手術をご希望される場合は、手術日や術前検査の日程などを調整していきます。

    これまでかかったことのあるご病気や、内服中のお薬の内容によっては、事前にかかりつけの先生とご相談させていただいたり、当院での手術が難しく大きな病院で治療を受けていただいたほうが良いと判断したりする場合もございます。不安なことや不明な点がございましたら、診察時に気軽にご相談ください。

  2. 準備

    まず、ご希望に沿って手術の日程を決定します。そして、その予定日のおおよそ1ヵ月前に、心電図検査や胸部レントゲン検査、血液検査などの術前検査を行います。この時、手術内容について詳しく書かれた手術承諾書もお渡しし、再度手術内容についてご確認いただきます。

    検査結果は内科医師、放射線科医師と協議し、手術に問題がないかを判断します。問題がある場合は、追加検査や他科受診が必要になる場合がございます。

  3. 手術当日

    • 手術当日は8:00までにお食事を済ませていただき、以後、絶食でお越しください。水分(お茶、水、白湯)摂取は、12:30まで可能です。
    • 手術当日、手の指に酸素飽和度(酸素の吸い具合)を調べる検査器具を取り着けるため、マニキュアはつけずにお越しください。また、お化粧、口紅などもされないようお願いします。
    • 来院時に、診察券と、お持ちの方は限度額適用認定証をご持参ください。
    • 手術中、上衣だけ、手術着にお着替えいただきます。そのため、ワンピースやつなぎの服でお越しにならないようお願いします。
    • ピアス、ネックレス、ヘアピン、指輪、眼鏡、コンタクトレンズは、手術前に外していただきます。
    • とても眠たくなる薬を使って手術をします。眠気が覚めるのを待ってからお帰りいただきます。おおよそ4〜5時頃お帰りになる場合が多いです。
    • 手術終了後も眠気が続きますので、車、バイク、自転車などの運転は禁止です。ご家族の運転するお車か、タクシーでご帰宅ください。
  4. 術後の経過観察

    手術翌日、もしくは数日後に、処置のためにご来院いただきます。その後も、処置および経過観察のため、週1〜2回程度のペースで、術後3〜4週間通院していただいております。抗生剤などの内服もしていただきますが、鼻洗浄(鼻うがい)も大切です。

高額療養費制度

1ヵ月間(1日~月末)の医療費の自己負担額が、その方の年齢や所得に応じて決められた所定の限度額を超過した場合、超過した金額の支給を受けられる制度です。

ご自身が加入している公的医療保険(健康保険組合・協会けんぽの都道府県支部・市町村国保・後期高齢者医療制度・共済組合など)に、高額療養費の支給申請書を提出することで支給が受けられます。どの医療保険に加入しているかは、保険証(被保険者証)の表面にてご確認ください。

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